あとーすログ

文芸、演劇、カメラ、インターネットが好きです。

どうして文章を書くのか考えて自己啓発をしてみる

以下の記事を読みまして。

medium.com

 

ここでは、文章を書くモチベーションを確かめるための質問として次の4つが挙げられていた。

 

・ なぜ自分は書くのか

・何をテーマに書くのか

・誰のために書くのか

・書いた文章でどんな変化を生みたいのか

 

文章を書くというのは結構大変なことだ。それなりに時間がかかるし、頭も使わなくちゃならない。僕は文章を書くのが好きだからずっと書き続けているわけだけど、締め切りやノルマを設定してそれに追われていると、「なんでこんな大変な思いをしなくてはならないんだろう?」と考えてしまう。

 

だからこそ、たまに自分の中で文章を書くモチベーションを確認してやる必要があるのだと思う。

 

好きだけど大変、というのは別に文章を書くことに限った話ではない。僕は本を読むのが好きだけど読むのは労力を要するし時間もかかる。そしてあまり時間がとれなくて、本が読めず、「本当に僕は本が好きなのかな?」なんて思ってしまう。習い事でも趣味でもスポーツでも、同じような経験をしたことが誰にでも一度はあるはずだ。

 

普通に生活していれば、「やりたいけど大変なこと」よりも、「別にやりたくもないけど楽なこと」に流れてしまいがちだ。書きたいテーマの原稿があったとしても、延々と関連動画を流し続けるYouTubeに留まり続けてしまう。

 

そんな状況から脱却するためには、やはりモチベーションを高めていく必要がある。言い方を変えれば、これは自己啓発をすることだと思う。

 

僕は自己啓発本というやつが割合に好きで、書店にあると何冊かパラパラとめくってしまう。中身は大抵同じことが書いてある。どれもこれも当たり前のことばかりだ。でも、その当たり前のことができていないのが人間というやつなので、ぼくは定期的に自己啓発をする。

 

そんな自己啓発の一環として、上で引用した問いに対する僕なりの答えを書いてみたい。

 

 

なぜ自分は書くのか

第一には、上にも書いたように「書くのが好き」というのが最も大きな理由だと思う。

子どもの頃から小説を書くのが好きで、小説家になりたいと思っていた。その夢は今でも叶っていないけれど、ずっと小説を書き続けている。

でも、書き続けているうちに、文章って別に小説だけじゃないんだということに気付いた。ブログでも詩でも短歌でも評論でも、文章の世界は驚くくらい無限に広がっていた。

 

創作活動をするときに、自分の守備範囲というものを誰しもが決めると思う。音楽もできなくて絵も描けない僕は、とりあえず文章全般を守ることができるようになろう、と決めたのだった。それこそが、書く理由なのだと思う。

 

そういえば以前、以下のような記事を書いたこともあった。

taskeyu.me

taskeyu.me

 

 

何をテーマに書くのか

このブログのキャッチフレーズは「言葉と文芸とインターネット」だ。

 

大学では日本語日本文学を学んでいたこともあり、そこで学んだようなことが基本的なテーマになっている。

 

また、インターネット文化が大好きなので、そのあたりの話題にもアンテナを張っている。

 

別に運営している「蓼食う本の虫」も文芸系メディアと名乗っているので、これからももっと文芸っぽいことを書いていきたいと思っている。

 

また、関心のある領域を聞かれた場合には「インターネットと文芸の交わるところ」と答えることにしている。

 

 

誰のために書くのか

蓼食う本の虫に限って言えば、明確に「小説を書いている人・書きたいと思っている人」に書いている場合が多い。

 

たまに外れてしまう人にも届けたい記事があるため、「小説を書く人のためのWebメディア」ではなく「文芸系Webメディア」ということにしているのだけど、基本的には僕みたいにアマチュアで小説を書いている人をターゲットにしている。

 

小説なんて一人で書けるし、誰に習うものでもない。でもどうやったらいいかわからないことも多いし、そのほとんどに対して検索してもぴったりの回答が返ってこない。

 

小説の書き方に対して完璧な答えは出せないのだけど、ある程度の解決策を提示することはできるんじゃないかと思っているし、小説の執筆を快適にするためのツールならばいくつも紹介できる。

 

 

書いた文章でどんな変化を生みたいのか

文芸について網羅的に扱っているサイトというのは実はあんまりなくて、特に「書く」ということに関しては個人ブログに書かれたものを頼りにするしかない。

 

けれど、蓼食う本の虫に文芸に関する様々な情報があるとすれば、いくつものサイトを見て回らずに済む。簡単に情報を得ることができて、本来時間を割くべき作品の執筆に集中することができる。

 

他の人が欲している情報を僕が代わりに時間をかけて見つけ出す。そんなイメージを持っている。

 

 

というようなことが、僕の書くモチベーションだ。蓼食う本の虫の声話ばかりして、実はこの個人ブログを書く意味というのをまだあんまり見つけきれていないんだけど、書くのは好きなのでとりあえずそれだけの理由で書いてもいいのかなと思う。

 

これからも頑張って書くので、どうぞよろしくお願いいたします!

学歴コンプレックス本を作りたい

いくつか作りたいなと思っている同人誌があって、その企画の一つに「学歴コンプレックス本」というものがある。

 

学生生活を送るうえで、あるいは就職をするうえで「学歴」を気にしてしまうのは仕方のないことだ。「学歴なんて関係ない!」と声高に言っている人をよく見かけるけれど、そんなことを言わなくちゃいけないこと自体が、多くの人は学歴を気にしているということの証明だ。もちろん、学歴がその人のすべてを決定づけるわけではないけれど。

 

僕は高校に入学した頃から九州大学に入りたいと思っていた。九州に生まれた人なら同じような感覚があると思うんだけど、九大に行くってだけで親戚や中学時代の友人の親とかからは「すごいね〜」と言われる。旧帝大なので「頭いいね〜」と言われるし、国公立なので「親孝行だね〜」とも言われる。

 

そして結論から言うと、僕は九大の文学部に落ちた。全く僕の勉強不足だったと思う。入学した頃から模試での判定はずっとCだった。BにもDにもなったことがなかったと記憶している。そして、本番のセンター試験を使った判定も、やっぱりCだった。

 

今考えてみれば、九大の数学は確率の問題以外ほとんどわからなかったし、英作文もてんで駄目だったのだ。受かると考える方が不自然だったのかもしれない。でもうちの高校はいわゆる自称進学校というやつで、僕の中にはできるだけ偏差値の高い大学に入りたいという欲望があった。だから、C判定にすがって受験した。そして落ちた。

 

という僕みたいな経験をした人が熊本大学には多かったんじゃないかなと思う。理系はよくわからないけど、文系だと熊大が九大に次ぐ大学という地位を獲得していた。だから僕は、迷わず熊大を後期に選択した。センターの判定はAだった。そして、受かった。

 

熊大には九大崩れ(あんまりよくない表現だけど、割と好きなので使います)の人が結構たくさんいた。僕みたいに後期で入ってきた人もいれば、センターの段階でランクを下げた人もいた。中には阪大崩れという人もいた。

 

僕は多分、未だに学歴コンプレックスがある方だと思う。過去のことをとやかく言っても仕方ないのはわかっているし、その点については諦めているんだけど、たまに熊大と九大の偏差値を見比べたりすることがある。卒業して1年経とうとしているのにだ。また、本とかを手に取ると、まずは著者の学歴を確認してしまう。

上にも書いたように、学歴だけがすべてじゃないということは僕だってわかっている。しかし、学歴コンプレックスというのは一種呪いのようなもので、わかっているからと言って消えるものではない。

 

だから、僕は一度この学歴コンプレックスというものをちゃんと言語化してみたいなと思っている。それも僕だけではなくて、しかも熊本大学に行った人だけではなくて、様々な人の学歴コンプレックスについての本を編みたい。

 

いわゆる一流大学に行っても、上には上がいるからと学歴コンプレックスを抱いている人がいるかもしれない。そういう人が、心の柔らかいところから発する言葉を僕はこの目で確かめたいと思う。

 

 

ということを実は在学中から考えているんだけど、他にもやりたいことがたくさんあって、結局何もできないままでいる。でも絶対に面白くなりそうだという予感はするので、学歴コンプレックスをお持ちで何か寄稿してもいいよという方は、ぜひご連絡ください!

 

メールはこちら

atohslit1113@gmail.com

 

Twitterからでもどうぞ!

 

文芸系Webメデイア「蓼食う本の虫」の運営を開始して1年が経った

自分で付けといてなんだけど、「文芸系Webメデイア」と名乗っているのは少し恥ずかしい。でも、これ以外に適切な名前も無いような気がするので、ちょっと大仰なこの肩書きに負けないように頑張っていかなければと思う。

そんな蓼食う本の虫が、運営を開始して1年を迎えた。

tadeku.net



蓼食う本の虫とは

大学生のとき、株式会社taskeyというところでインターンをしていた。会社は東京、僕は熊本のリモートという形でオウンドメディア「taskey U」の編集長を務めていた。編集と言いながら、出す記事の半分くらいは自分で書いていた。あとは他にいる編集の人に記事を出してもらったり、協力してくれるライターさんの記事を編集したりしていた。

taskey Uは就職をするタイミングで抜けることになったけど、そこで培ったものを活かしたいと思ったし、何より書くことや編集することが楽しかったので、入社する前の3月のタイミングで「蓼食う本の虫」を立ち上げた。

元々は「小説」にフォーカスしたメディアにするつもりだったのだけど、やはり詩や短歌、漫画、映画などの周辺領域もカバーしたいということになり、小説に主軸を置きつつも「文芸系Webメディア」ということにしている。


これまでの失敗

実は、同じようなブログメディア形式のサイトを過去にもいくつか作ったことがある。ただ、そのどれもが作って1年もしないうちに更新が途絶えてしまっている。だから、「蓼食う本の虫」は三度目の正直という感じだった。

二回も失敗していれば、何がまずかったのかということが段々と分かってくる。

まずあまり良くなかったのが、自分以外の人にコンテンツを作成してもらおうと思ったこと。自分一人では何事もスケールしないと思っていたので、僕は仕組みを作って、記事自体は他の人に依頼することをベースにしようとしていた。

しかし、何の報酬もないのに継続してモチベーションを保てるわけもなく、これまでは失敗してきた。当たり前の話だ。

「蓼食う本の虫」では、基本的に僕が記事を作ることにした。もちろん、これまでと同じように他の方にもご寄稿いただくことは多い。特に、思ってたより動くメロンパンさんには、これまでいくつもの記事をご執筆いただき、大変お世話になっている。

しかし、ご寄稿いただく方にもそれぞれの都合というものがあるので、なかなか定期的にということは難しい。また、たくさんの人にお願いしようとすれば今度は僕の方で管理ができなくなってしまう。

だから、今回は基本的には自分一人で書いていこうというルールを作った。もちろん、寄稿をお願いしたいなと思った人にはお願いしているんだけど、それはあくまでもボーナスみたいなものだと考えている。

それなりに仕事で忙しくしているので、一人でやっているとなかなか記事が書けないことも多い。実際、2週間以上放置したことも1度や2度ではない。

それでも、ここまでまだ運営を続けてこられているのは、「自分が書けば運営は続けられる」と思えているところが大きいかもしれない。他の人に依頼することが基本だったら、「どういう風にして書いてもらうか」ということばかり考えてしまうし、そんなことを考えても一向にコンテンツは出来上がらない。こういう当たり前のことに、僕は大学生のときに気づくことができなかった。


蓼食う本の虫のこれから

実は、蓼食う本の虫のPVが最も多かったのは運営初月の2016年3月だった。2月から徐々に準備していた記事を一気に公開し、それなりに拡散してもらえて、28,000PVまでいくことができた。しかし、それ以降は就職したのもあってあまり更新することができずにいた。

でも、ちゃんとキーワードを考えながら更新していた甲斐もって、ほとんど更新することができていないにもかかわらず、2017年2月は初月とほぼ同じ水準にまでPV数が戻ってきた。当然、検索流入数は比べ物にならない。

これからも、蓼食う本の虫をどんどんと大きくしていきたいなと思っている。変に目標があると、達成できなかったとき運営するのをやめてしまいそうなので、これまで通りゆるく運用していきたいと考えている。

小説をはじめとした文芸活動をもっと誰もが楽しめるようにしたい。そういう思いを大切にして、これからも記事を作っていきたい。

短文ばかり書いていると長文が書けなくなる

普段から短い言葉を作る機会が多い。仕事においてもタイトルやキャッチフレーズを作ることはあっても、500字以上の文章を書くことは今のところない。

また、創作活動にしても最近は140字小説や短歌ばかりで、原稿用紙何枚という単位で書くことが少なくなってきている。

 


強い言葉と論理

短い言葉を書いていくときに重要なのは「強い言葉」だ。まず着想があって、それを効果的かつ装飾的に伝えるための強い言葉が必要になる。コピーだって短歌だって140字小説だって、それは同じことだと僕は考えている。

強い言葉を選んで空気感やイメージを醸成しておき、ディティールに関しては受け取り側の想像に任せる。いかに適切な輪郭を持った余白を作り出すことができるか、いかにこちらの想定した余白に誘い込むことができるか、そしてそれを、いかにわずかなスペースで実現することができるか。そういう能力が試される。

一方で、長い文章に問われるのは「論理」だ。強い言葉はほとんど必要なくて、どんどんとソリッドな言葉で余白を埋めていく必要がある。

強い言葉を生み出すのには集中力を要する。一つの言葉を生み出すのに多大な時間がかかるからだ。ところが、長い文章を書く場合には労力が必要となる。また、短文を書くのは「表現」で、長文を書くのは「作業」だということができるかもしれない。

長文を書くとき、それは頭の中にある情報たちを整理して組み立てるということがほとんどを締める。これは、長編小説を書くにしても同じことだ。まずはプロットを練って、それに沿って文章を書いていく。

 


短距離選手と長距離選手

どちらが向いているのかというのは、才能の問題でもあるし、慣れの問題でもある。

それは、同じ「走る」ことに関する競技でも、短距離走と長距離走に分かれているというのと同じようなものだと思っている。ベースには、「走る」ことの才能がある。

でも、そこには向きと不向きがあるし、どこかで自分は長距離走の選手なのか短距離走の選手なのかを決めて、そこに最適化する方向で練習を積む必要があるだろう。

 


それでも僕はよくばりたい

文章を書くということに関して、どちらかといえば僕は長距離の選手だった。高校生の頃まではずっと小説だけを書いていて、短歌とかには全く興味がなかった。

しかし、Twitterで情報を発信するようになり、140字小説を書くようになって、さらには短歌も詠み始めた。間違いなく僕は短距離走の選手になっていて、近頃は長い文章を書くのが少し苦痛になってきている。

別に、このまま短距離走を続けていてもいい。ただ、短文の世界って書き手と読み手がほとんど一致してしまっていて(たとえば、短歌を鑑賞する人はほとんど自分でも短歌を詠む)、なんというか少し居心地が悪い。

Lucky Brothers & co.という主にWeb制作をやっている会社があって、そこの経営理念は「もっとよくばる」。僕はこの言葉を見かける度に、「もっとよくばってもいいんだ!」という気持ちになる。とても好きな言葉だ。

lucky-brothers.co.jp

 

これからは、文章を書くことをもっと欲張っていきたい。このブログは、そのためのリハビリの場であったりもします。

 


まとめ

僕がまた長距離に挑戦したいということをここまで書いて来たわけだが、長距離選手の皆さまは、ぜひ短距離の世界も覗いてみてほしい。

個人的には、140字小説を書く人が増えてくれればいいなあと思っている。

 

atohs.hatenablog.com

atohs.hatenablog.com

atohs.hatenablog.com

 

 

 

文芸系同人誌の企画を作るときにやっていること。

同人誌の企画をして発行したり、企画だけして発行を全然できていなかったりするのですが、そこで考えていることを備忘録的にまとめておく。
 
1人で作るにしても複数人で作るにしても、まずは企画がなければ何も始まらない。個人誌で「自分が書きたいものを書いて印刷して頒布するんだ!」という場合は別かもしれないが、大抵の同人誌にはコンセプトが必要だ。また、予算に応じてページ数を決めたり、寄稿してもらう人数を決めたり、ページの割り振りを決めたり…と、決めることは山ほどある。また、制作に3人以上関わる場合は、全員と同じ目標を共有するために企画書を作った方がよい。
 
企画書の作り方は様々だと思うが、僕はA4ペラ1で大ざっぱに作る。どうせ状況によって企画が変わったりページ数が変わったりするのだから、大ざっぱでよい(そういうのが許せないという人は、もちろん緻密に作っても良い)。
 
企画書には、およそ以下のようなことを書く。
①概要
その同人誌を企画した背景や、大ざっぱな内容を書く。3~4行くらいにまとめる。最初からかっちりと企画を固めようとしないことが肝要だ。
 
②仕様
本の仕様によって費用が大きく変わってくるので、先にある程度決めておくのが良い。大きさ、紙質、カラーページの量、部数などを決めておこう。もちろん、予算と相談しながら。
 
③売価
同人誌とはいえど値段をつけることが多いと思うので、仕様と合わせて決めておく。できれば赤字が出ないような設定にしたい。
 
④ページ構成
どんな原稿が必要なのかをまとめておく。小説誌などの場合は、一人当たりの原稿枚数などを書いておけば良いかと思う。
 
⑤締切・スケジュール
大抵は守られないが、一応決めておく。即売会などに出したい場合は、入稿日を死守する。
 
⑥お金について
原稿料あるいは寄稿料について最初に取り決めておく。また、著者献本の有無などについても決めておくと後々トラブルがなくてよい。
 
 
企画書はテキストならば何で作っても良いが、僕はざっくりEvenoteで書くことが多い。PCで書いたものをスマホでもさっと見返すことができるので便利だ。
 
まずは思いついたことをどんどんEvernoteにメモしておく。別にゴミみたいなメモを残しても構わない。そのようなメモは読み返されないので、どんどんとEvernoteの下の方に下りて行って、目に触れなくなる。また、いざ探したくなったら検索することでいくらでも見つけることができる。
 
本番の企画書は1枚のA4にまとめるから、WordやPagesで作ることが多いが、Webサービスを使うのであればGoogleDocsを使うのもいいだろう。基本的な操作性はWordと変わらないし、.docやPDFにエクスポートすることもできる。
 
あと、企画書を作るときはなるべく画像を入れた方がいい。たとえば表紙のイメージとか、僕はいま「星と鉄塔」という140字小説誌を企画しているのだけど、その企画書を作るときは、表紙担当の人が以前作成してくれた表紙のイラストを下の方に載せた。そうすることで、完成系のイメージをある程度持つことができる。これは、企画する方も寄稿する方もモチベーションになる。
 
 
最終的に印刷するときは、個人的にちょ古っ都製本工房がおすすめ。

格安小冊子作成・冊子印刷・制作 ・印刷・印刷通販【ちょこっと(ちょ古っ都)製本工房】

 

その他にも印刷所はたくさんある。以前、蓼食う本の虫というサイトで印刷所のおすすめをまとめているのでこちらもぜひ。

tadeku.net

 

無料配布のペーパーやチラシ、ポスター、名刺などはラクスルを使うといいと思う。冊子も注文できるんだけど、圧倒的にちょ古っ都の方が安い。

ラクスル

 

 

僕も構想だけ練って実現していない企画本がたくさんあるので、頑張って実現させようと思う。皆さんも頑張ってください。検討を祈ります。

一眼レフカメラを買ったら、ただ歩くのが楽しくなった

去年の夏、デジタル一眼レフカメラを買った。Canonのエントリーモデル「EOS Kiss X7」ダブルズームキット。Amazonのデジタル一眼レフカメラランキングで1位になっている。

 

とにかく軽い

レンズが2本ついてきて5万円と、新卒でお金がない僕でもギリギリ手が届く価格設定。こうして多くの人がカメラ沼にハマっていくのだろうなと思いながら、結局は僕も買ってしまったのだ。

X7はとにかく軽い。会社でハイアマチュアモデルを触らせてもらったことがあるけど、これが本物の一眼レフかと驚いてしまった。もちろん、X7だって本物の一眼レフなんだけど、おもちゃかと思ってしまうくらいに軽い。

だから、休日はどこに行くにしても持ち歩くことにしている。また、最近は通勤時にも持ち歩くようになった。日常に潜む小さな感動をカメラに収めるために。そんな風に気軽に持ち出せるのが、X7のいいところだ。

 

ただ歩くのが楽しくなった

一眼レフカメラを買って一番良かったなと思うのは、外をただ歩くのが楽しくなったということ。生来の出不精で、ちょっとした外出でもすぐに公共交通機関を使って歩かない僕にしてみれば、これは大きな進歩だ。

どうして歩くのが楽しくなったかというと、風景をしっかり観察するようになったから。せっかく一眼レフを持っているのだから、やっぱりどんどん写真を撮りたい。でも、ぼーっとしているだけではいい被写体に出会うことができないのだ。

だから、最近外を歩くときは、カメラを持って常にきょろきょろしながは歩いている(傍目から見るとちょっと怪しいかもしれない)。

今まではスマホを見ながら歩くことが多かったんだけど、いくら人が少ないとはいえやっぱり歩きスマホは危ない。風景を眺めていても少し危ないかもしれないけど、スマホを見ながら歩くよりはマシだろう。

きょろきょろしながら歩くと、普段過ごしている町の中にもたくさんの驚きが隠れていることに気づく。こんなところにこんなお店があったのか、なんて気づきも多くなる。スマホが誕生する前は、みんなもっと歩くときに現実を見ていたのかもしれない。あるいは、僕が現実を見てなさ過ぎただけかもしれないけど…。

 

さらに持ち出しやすく

ただでさえ軽くて持ち出しやすいX7をさらに簡単に持ち出すために、いわゆる「撒き餌レンズ」と呼ばれる単焦点レンズ「EF50mm F1.8 STM」を購入した。

Canon 単焦点レンズ EF50mm F1.8 STM フルサイズ対応 EF5018STM

Canon 単焦点レンズ EF50mm F1.8 STM フルサイズ対応 EF5018STM

 

フルサイズにも対応しているので、これからカメラを買い換えた時でも使用することができる。

ちょっとした散歩のとき、付属しているズームレンズをつけるのは正直ちょっと邪魔だった。長すぎたのだ。

しかし、「EF50mm F1.8 STM」は単焦点でとてもレンズが短いので、いつでも気軽に持ち運ぶことができる。

値段は1万5,000円ほどでカメラ初心者の僕は少し購入を悩んでしまったが、最初に出した5万円に比べれば安いとすぐに購入を決めてしまった。こうして、多くの人がカメラ沼にはまっていったのかもしれない…。

 

まとめ

一眼レフを使うと綺麗に写真が撮れるというのが一番わかりやすいメリットだと思うけれど、使っているうちに自分に生活を見直すことにもつながる、というのが今回の大きな発見だった。

別に、一眼レフを買う必要はないと思う。ミラーレスを買ってもいいし、コンデジを持って街に出てもいい。なんなら、スマホで風景を切り取ろうと意識するだけでも、街を見る景色が変わるはずだ。

けれど、僕の場合は一眼レフを買うと意識が断然変わった。「撮る」という行為が日常の中に良くも悪くも割り込んできて、「撮りたい!」という気持ちがどんどんと湧いてくる。

 

これからカメラを始めようかなと思っている人には、Canonのエントリーモデル「Eos Kiss X7」ダブルズームキットがおすすめです!

 

新卒の社会人におくる明日から使えるマルチタスク管理術

広告と印刷の会社で新卒と働き初めて1年が経とうとしている。

仕事というのは、1つの単純なタスクを追いかけていればいいというわけではなく、常にやらなくちゃならないこと、あるいはやりたいことが複数発生しており、それを要領よく処理していく必要がある。つまり、マルチタスクの技術が求められるわけだ。

1年間働いてみて、僕なりのマルチタスクの方法をまとめたので、来年から新卒として働く人は参考にしてみていただければ幸いだ。

 

マルチタスクは、シングルタスクの連続である

記事のタイトルからは矛盾することを書くようだが、そもそもマルチタスクなんてものを人間ができるわけがない。目の数も手の数も体の数も決まっているのに、同時進行で様々な物事を解決できるわけがない。

「マルチタスク」と言いながらも、僕たちは1つ1つの仕事を順番にこなしているにすぎない。まずは、このことを意識する必要がある。

 

やることをすべて書き出す

マルチタスクが難しいのには、2つの理由がある。

  1. どのタスクを処理すべきだったか忘れてしまう。
  2. すべてのタスクが気になってしまって、どのタスクにも手をつけられないままになる。

①は、頼まれていた仕事を忘れていた場合が致命的。あなたの信用が一気に地に落ちてしまう可能性もあるだろう

②に関して、経験のある方も多いのではないだろうか。僕の場合、整理されていないタスクを見ると、ぼーっとして1時間経っちゃったなんてことがざらにある。

そもそも、すべてのタスクを覚えておくなんて無理なのだ。その日のうちにこなすタスクが2個とかしかないなら話は別だけど、細々したものを含めれば、10や20なんてすぐに突破してしまう。そこに、明日以降にこなすべきタスクも入ってくるのだ。覚えられるわけがない。

また、すべてのタスクを把握していないのに整理できるわけがない。

まずはタスクを書き出すこと。すべてはそこから始まる。

タスクを書き出す際には、以下のポイントに注意しよう。

「仕事」「プライベート」に分けて書き出す

別に「仕事」だけのタスクを書き出してもいいが、どうせプライベートでもこなすべきタスクはたくさんあるのだから、一緒に管理してしまった方がいい。ただし、業務時間中には効率良く仕事のタスクをこなすことができるように、プライベートとは管理する場所を分けてしまって、目に触れないようにしよう。

場合によっては、「仕事」と「プライベート」の下でされにカテゴライズさせてもいい。僕は、「プライベート」の下には、自分がプライベートでやっているプロジェクトのタスクをまとめている。「仕事」に関しても、プロジェクト別や関わっている上司別で分けてしまってもいいだろう。

どんなに小さなタスクでも書き出す

人間は絶対に忘れてしまうので、思いついたことはどんなに小さなことでもタスクにする。仕事だったら、「〇〇さんのメールに返信する」ということまでタスクにしてしまう。もちろん、その場ですぐに返信できるような場合であれば別だが、メールが来たタイミングですぐに返信できるというようなことは早々ない。大抵は他のタスクを処理している途中だからだ。だから、一旦そのメールのことを忘れることができるように、タスクのリストに入れ込んでしまう。

タスクはできるだけ細分化する

また、タスクはできるだけ小さな単位にして処理する。「プレゼン用の企画書を作る」とかは絶対にやめた方がいい。そこにかかるそこにかかる時間が計り知れなくなるからだ。まずは「企画書の構想を練る」くらいに留めておく。そして、練る段階でさらにやるべきことを決める例えば「SWOT分析にかける」「STP分析を行う」「取り扱う製品の仕様書を読み込む」「A先輩に意見を聞いてみる」などだ。とりあえず、ひたすらタスクを細かくしていく。

こうすることによって、自分の中で進捗を生み出すことができるし、やるべきことが明確になる。「企画書を作る」という大きなタスクの中で「あれもしなきゃ、これもしなきゃ…」というような状況で物事を進めていくと、やっている途中で「あれ、これどうすればいいんだっけ?」というような問題にぶつかる。思いついたタスクは、絶対にメモしておくことだ。

タスクのゴールを設定する

タスクにはゴールが設定されなければならない。それを達成して、はじめてそのタスクは「完了」したことになる。先ほどの企画書の例で言うならば、たとえば「課長に企画書を提出する」ということがゴールになるかもしれない。だいたい、この「提出」というのがゴールになる場合が多い。また、「SWOT分析にかける」であれば、その結果を企画書に盛り込むというのがゴールになるだろうか。

とにかく、すべてのタスクにゴールを設定しよう。そうしなければ、だらだらとやってしまって結局は何も進まなかったということになりかねない。

期限を設定する

すべてのタスクには締切を設けよう。「いつかやろう」と決めたタスクは、そのままタスクリストの中で眠り続けることになる。

締切については、厳密に決めてしまう必要はないと思う。もちろん、上司から言い渡された締切がある場合には、それに向かって作業をする必要がある。しかし、それ以外のタスクについては、自分の感覚で決めながら修正を随時かけていけばいい。

先ほども例にあげた「メールに返信する」というようなタスクは、「すぐやる」とか「今日中」とかいう期限を設定すればいいと思う。

期限がよくわからないタスクについて、僕は「○○のことを考える」というタスクをその日中か次の日に持って来て、タスクを細分化する作業を行う。そこから、それぞれのタスクに期限を決めて行って、最終的な「提出」のタスクの期限を切る。

ところで、残念なことに期限というのは大抵守られないものなのだ。しかし焦ることはない。そもそも適当に決めた期限であることも多いのだから。だから、上司から言い渡されたようなタスクや絶対にやらなければならないタスクを優先的に処理していき、あとは「期限が過ぎているから早くやらなくちゃ…!」と思って処理する程度でいい。タスクにせず、期限が切られていなければ、そもそもこの「焦る」ということもされずに忘れ去られていく。

 

タスクの管理方法

タスクは好きなように紙でもスマホでも、好きなように管理すればいいと思う。色々と試していくうちに、自分にぴったりの管理環境が見つかるだろう。

とはいえ、初めてタスクを管理しようとしている人にとってはどうしていいかわからない話だと思うので、僕が使ってみたタスク管理方法をいくつか紹介する。

スケジュール帳を使う

まずは紙で管理する方法。社会人ともなればスケジュール帳くらい買うだろうから、これを活用していく。

どのようなスケジュール帳を買うかは人それぞれだと思うが、タスク管理をしようと思うならスペースの大きなものがいい。ちなみに僕は、1日に1ページのスペースが割り当てられている「EDiT」というスケジュール帳を愛用している。

 

サイズも色も様々な種類があるので、公式サイトで見てみることをおすすめしたい。

www.edit-marks.jp

 

紙とペンさえあればタスク管理ができるし、直感的にタスクをまとめられるので、まずはスケジュール帳でやってみるというのはおすすめできる。基本的には、期限日にそのタスクを書き込んでいくというやり方だ。

ただ、あまりにも小さなタスクを書いていくと紙がいくらあっても足りない。そういった場合は、次に紹介するホワイトボードと併用してもいいだろう。

また、期限を過ぎたタスクたちは、もう開かれないページに追いやられてしまう。そうなってしまえば、そのタスクを再び思い出すことは難しくなってしまう。

タスクを忘れないために

そこで、僕はスケジュール帳で管理をする場合は以下のような方針を取っていた。

  1. 終了したタスクは赤線を引いていく。
  2. 終わらなかったタスクは、その日の終わりにどう処理するかレビューをする。
  3. レビューする際には、また期限を設けてスケジュール帳に書き込む。大抵は、次の日に処理するタスクになるだろう。
  4. 新たな期限が決まったものは、青線を引いて処理が完了したことを示す。

その日のタスクがすべて赤線か青線で消えていたら、その日の業務を終了することができる。こうすることで、タスクの抜け漏れをなくして仕事をすることができる。

ホワイトボードを使う

その日に優先的に処理すべき仕事を常に目に見えるようにしておくために、あるいはすぐに終わらせてしまうタスクを一時表示させておくために、100円ショップで買ったホワイトボードを活用している。

使い方はご想像の通り。タスクが発生したら書き込んで、終わったら消すだけだ。

また、僕は次の日にやる特に重要なタスクを二つくらいまでホワイトボードに書き出してから退勤する。そうるすることで、次の日に出社したときにすぐ仕事モードになることができる。

タスク管理ツールを使う

個人的には、タスク管理ツールを使うのがおすすめ。紙やホワイトボードに比べると、それぞれのツールによって特徴があるため慣れるのに少し時間がかかるが、使いこなすことができればとても便利だ。

僕が使っているのは「Wunderlist」というもの。会社と自宅のPCにデスクトップ版を入れて利用しているが、ブラウザからも使うことができる。また、アプリ版も用意されているので外出先でもタスクを確認することができる。

Wunderlist | To-do リスト、リマインダー、タスク管理 - App of the Year!

 

僕がタスク管理ツールを使うのは、期限を確認したり変更したりするのが簡単にできるから。スケジュール帳だと、前述したように新しいページに移し替えたり青線を引いたりしないと抜け漏れが発生するが、タスク管理ツールであれば、期限をすぎて赤字になっているものをリスケするだけでいいので簡単。

タスク管理ツールなんて腐るほどあるので、色々試して見て自分の好きなものを使ってみるといい。最初から適切なツールに出会えるなんてことはない。

僕が以前に使ったことがあるのはTrello、ToDoistなど。

以下の記事にも色々紹介してあるので、参考に。

techacademy.jp

 

まとめ

要するに、マルチタスクをこなすためには、あらゆるタスクを可視化してシングルタスクとして順序よくこなしていくのが大事だということ。

これをしないで、脳内だけで管理しようと思うのはよくない。すべてを覚えようとしているとストレスがかかるし、必ずタスクを取りこぼしてしまう。

最初のうちはあまり仕事が振られず、タスク管理なんて必要ないかもしれない。しかし、時間とともに必ず自分のところにやってくる仕事の量は増えてくる。また、仕事量が増えていかないと自分の成長も見込めない。

その日のために、入社したその日からタスク管理術を身につけておこう。前述したように、自分にぴったりの方法を見つけるのにも時間がかかる。準備は早めにしておこう。