僕は仕事ができない

熊本でWebディレクターをしています。文芸、演劇、カメラ、インターネットが好きです。

僕は舞台の上で笑われていたい

Komatsuno Unit+転回社のミュージカル「プレCAPPA!」に、伊藤失格(あるいは人間祥太)というふざけた芸名で出演いたしました。観劇に来てくださった皆さま、誠にありがとうございました。
 
また、他の役者やスタッフの方々、関係者の皆さまにも本当にお世話になりました。この場をお借りして、お礼申し上げます。
 
さて、今回「プレCAPPA!」に出演して気づいたことがあります。
 
恐らく、僕は演劇をやるということの8割くらいがそれほど好きじゃないのだと思います。仕事が終わって稽古に行くのはしんどいし、今回は3連休をすべて演劇の準備と本番に費やしたし、時間も労力もかけてします。正直、「今日は稽古に行きたくないな」という日も多々あります。(こう書くと、他の役者の方々に怒られてしまいそうですが…)
 
でも、演劇を続けてよかったなあと思う瞬間があって、それで僕はまだずっと演劇を続けているんだろうなと思います。声がかかったときに断ればいいだけの話なのに、昨年の冬からずっと、やらなくても生活に何の差し支えのない演劇の話を引き受けているのです。
 
「演劇を続けてよかったなあと思う瞬間」。
 
それは例えば、本番中に客席から笑顔がこぼれた瞬間です。
 
演劇の物語を通して、観客の方々には様々な感情を届けることができると思います。荘厳な作品が感動を与えることもあれば、悲恋の物語が涙を誘うこともあるでしょう。
 
しかし何と言っても、僕は観客の皆さまに芝居を見て笑っていただきたいのです。それが自分の芝居によって巻き起こったものであれば、喜びもひとしおです。もちろん、僕以外の役者の方が笑いを取ったときもすごく嬉しくて、心臓がトクンと鳴るのを感じています。
 
他にも、打ち上げで自分の芝居を褒められるのが嬉しいとか、熱い志を持った人と出会えるとか、そういう良いこともあります。でもやっぱり、僕は芝居で笑ってもらえることが大好きなんだなと思います。すると、あとの8割の嫌なこととか、もうどうでも良くなってしまうのです。
 
これは、昔に比べると非常に良いことなのではないかと思います。僕は6年間軟式テニスをやっていたのですが、嫌なことが95%を占めていたのではないかと思います。それでも部活を続けていたのは、世間体みたいなものを気にしていたのだと思います。
 
でも、そんなことを気にしなくてもよくなった今、演劇を続けることが出来ていて、そして自分の芝居を笑ってもらえる。それは本当に幸せなことだと思います。
 
今度は8月に短編を演じ、9月はお休みして10月にはDENGEKIという熊本の若手演劇大会に出場する予定です。そして、2月にはCAPPA!の本公演もあります。
 
僕は決して真面目な役者ではありませんが、お客さんに笑ってもらうために、これからも頑張っていこうと思っております。