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あとーすログ

言葉と文芸とインターネット

Amazonアソシエイトで月に10万円売り上げた話

という風に書くと少し凄い感じがするんだけど、実は全く凄くない。びっくりするくらいに凄くない。

Amazonアソシエイトで月に10万円売り上げたというのは本当の話だ。最終的には11万円と少し売り上げた。ところが、これはあくまでも「売り上げ」の話だ。10万円売り上げるって凄いなと自分で思ってしまったのだけど、いやいやぜんぜん凄くないぞと思い至ったので、いまこの記事を書いている。

 

Amazonアソシエイトの仕組み

まずはAmazonアソシエイトというものの仕組みを説明しよう。これは要するにAmazonが提供しているアフィリエイトプログラムのことで、僕が貼ったリンクから購入が発生すれば、そのうちのいくらかが僕の手元に残るという仕組みになっている。

このとき、別に僕が紹介した商品が購入される必要はない。僕が紹介したリンクを踏んだ人が、24時間以内に購入したものであれば売り上げとしてカウントされる。逆に、24時間以上経ってしまえば、僕の紹介したものが購入されたとしても売り上げにカウントされない。

そして、このAmazonアソシエイトは商品によって紹介料率が変わる。一番高いのはAmazonビデオで10%くらいあるんだけど、一番低いフィギュアはなんと0.5%しか戻ってこない。これはつまり、1万円のフィギュアを売り上げたとして、こちらの儲けは50円にしかならないということである。

また、僕のブログで紹介しているのは書籍が多いのだけど、これには紹介料率が3%に設定されている。フィギュアよりは随分とましだが、本は単価が安いことが多い。仮に1200円の単行本が1冊売れたとしても、36円にしかならない。Kindle本はAmazonが猛プッシュしているからなのか8%と高めの料率になっているけれど、僕のブログからKindleで買っていく人はほとんどいない。ビジネス書や漫画であれば電子書籍で買う人もそこそこいるのだろうけど、小説や文芸誌の類は紙で買おうという人が圧倒的に多い。かく言う僕も、ほとんどの本を紙で買っている。

 

Amazonの売り上げは11万円ほどあったわけだが、僕がこれで手にした「利益」はなんと4000円ほどしかない。すごい。利益率は3.5%ほど。ネットでリンクをペタペタ貼って月に11万円!と聞くと少し凄く見えてしまうものだけれど、手元に残ったのはたった4000円。好きでブログ書いている延長でもらえるお金なので別に何か不満があるわけではないけれど、4000円稼ぐだけであれば、バイトでもした方がよっぽど早い。

大きい数に騙されてはいけない

ただ、やっぱり大きい数字にはインパクトがある。以前、「Amazonアソシエイトで100万円売り上げました!」という人のブログを読んだことがあって、すげえと思って読んだことがあったんだけど、「売上」なので実際の利益はもっと少ない。このブログのタイトルと一緒だけど、いや普通は収益額の方を書くのではないか…?と思うわけで。

もちろん、自分の貼ったリンクからAmazonへ100万円分の注文が発生しているってよく考えたら凄いことなんだけど、でも自分の手元に入ってきた数字を見たら、やっぱりぜんぜん凄くない。

同じようなことは社会にゴロゴロ転がっていると思っていて、例えば会社でも売上が多くても利益率が低いようなところ、あるいは赤字ばかり計上しているようなところには入社してないよねという話。

あと、ブログでも月間PVではなくて「累計PV」という謎の指標を使って(まあ別に使ってもいいんだけど)大きな数字を見せている場合もあり、世の中いろいろと大変だなあと思った次第です。

 

まとめ

僕もよく「1記事で最高20万PVとりました!」と言うことがあるのですが、これも何日間で達成したのかによってぜんぜん「凄い」の度合いが変わってきますよね。1日で読まれた数かもしれないし、3年くらいかかってやっと達成した数値かもしれない。

でも、とにかく大きな数字を出されると、その裏に存在しているはずの背景が見えなくなる。そんなこともある。というお話でした。