あとーすログ

文芸、演劇、カメラ、インターネットが好きです。

第一回文学フリマ福岡に参加して

10月25日に開催された文学フリマ福岡に、「無間書房」として参加してきました。

文学フリマへの参加は3回目となるのですが、福岡での文フリは東京や大阪のものとはまた一味違うなあという印象でした。

「無間書房」としての色々はサークルのブログの方にまとめましたので、ここではその他感じたことなどを書いていこうかなと思います。

mugenshobo.dou-jin.com

 

九州初開催

これまで文学フリマは、東京や大阪を中心に開催されてきました。名古屋でも一度開催されたことがあるようですが、継続的な開催には至っていません。

しかし、「文学フリマ百都市構想」というものがあり、文学フリマ金沢を端緒として様々な地方都市で文フリが開催されています。

来年は7月21日に札幌、9月4日には岩手での開催がすでに決定。今年開催された金沢もまた開催されれば良いなあと思っています(たぶん行けないけれど)。

今回の文フリ福岡は、九州では初開催。代表の森元さんと懇親会で少しお話をしたのですが、計画がスタートしたのは去年の大阪文フリがきっかけとのこと。約1年前ですね。1年で開催が実現するんですね…。

そういえば、僕が文フリに初めて参加したのも去年の文フリ大阪でした。調子にのって100部刷り、10部しか売れなかったのを昨日のことのように思い出します。

 

文フリ福岡の特徴

これまで2度文フリに参加したのですが、ぶっちゃけ東京や大阪では、冊子をあまり手に取ってもらうことができませんでした。文芸同人界隈に乗り込んで1年も経っておらず、知名度もファンもないような状態では、10部頒布するのが限界でした。

しかし今回の文フリ福岡では、頒布する冊子が2種類あったのも大きいとは思いますが、なんと合計40冊以上を頒布することができ、持ち込んだ冊子がすべてはけてしまいました。

「無間書房の知名度が上がったのかも…?」とも思いましたが、手に取っていただいた方の反応を見る限りでは、無間書房を知らない方々だったように思います。

これは他のブースに出店していた方と話していたことなのですが、300や600もブースがある大阪・東京では訪れるサークルを決めてくるのに対して、100ブースしかない文フリ福岡では初見のサークルもゆっくりと見て回る方が多かったように思います。

実際僕も、ほとんどカタログを見ずに一度すべてのサークルを周ってお目当てのブースを決め、2週目で購入をしていました。

もちろん今後は規模を拡大してほしいという願いがありますが、100ブースというのは案外ちょうどいいのかもしれません。100ブースのまま、年2回開催とかにしても良いのかなあとも思ったり。

 

大部屋と小部屋

今回の文フリ福岡は、大部屋と小部屋2つに分かれて開催されました。スペース上の問題があったのでしょう。そういえば、文フリ東京も1階と2階で開催されていましたね。

大部屋は詩や小説、小部屋はノンフィクションや評論、というような配置がなされていました。これに関しては、小部屋の方に人が流れていかないのではないかという意見をちらほらと見ました。そして、僕も確かにそうだなあと思いました。11時の一般入場開始前に他のサークルさんのブースをぶらぶらと回っていたのですが、評論サークルの小部屋は何か異質な空気が流れているような気がして、恐くて入ることができませんでした。

評論系のサークルをここに配置したことに関しては、運営の方々に何か思惑があったのでしょう。個人的には小説や詩のサークルの一部などを配置した方が流れが作りやすかったのかなあとも思いますが、この配置になるまでに何度も話し合いが行われていると思いますので、僕なんかが色々言うあれでもないです_(・〜・」∠)_

次回は参加申し込みが増加することも予想されますので、もっと広い会場で……ということになりますが、会場が少し広くなるだけでも会場費がかなり高くなると聞いたので、それはそれで悩ましい問題ですね。

ちなみに、文フリ福岡の出店料は4000円でした。感覚としては、5000円を切ってくると安いなあと感じます。他のイベントみたいにカタログ料を取るというのも一つの手だと思うのですが、気軽に入場してもらえるようなイベントとなると、もちろん無料で入場できるようにした方が良いわけで…。

個人的には、出店料が少し高くなっても(6000円くらい?)、入場料無料を継続してもう少し広いところで開催ということになれば良いかなあと思います。

 

イベント毎の特色

最初にも書きましたが、熊本在住の僕にとっては、文フリが福岡で開催されるというのは非常に嬉しいことです。東京や大阪はやっぱり遠いですからね……。

しかし、文フリ福岡が東京や大阪の規模縮小版であったら、それはそれでもったいないと思います。もちろん、福岡だけにしか出店しないサークルさんなどもいて、そこでも差別化を図ることができるかと思いますが……。

テキレボなんかはブース出店の他にも様々な企画をやっていてとても面白いと思うので、地方で開催される文フリでもそれぞれの個性を出した企画があると良いですね。

 

まとめ

色々と書きましたが、今回の文フリ福岡はとても楽しかったですし、大成功の第一回だったのではないかと思います。第二回があれば、必ず参加しようと考えています!

懇親会で、代表の森元さんや副代表の古賀さんとお話をさせていただいたのですが、熱意を持って文フリ福岡を実現されたということが分かりましたし、次回に向けても色々と考えていらっしゃるようで。第二回が今から楽しみでなりません。

また、エブリスタやストリエなどの投稿サイトが即売会と組んで何かやるというようなことも最近は活発に行われてるので、個人的にはtaskeyも何か即売会で企画をすることができれば良いなあと思っております。具体的にはまたこれから考えようと思っていますが…。

運営の皆さま、出店者の皆さま、一般参加された皆さま、お疲れ様でした。九州の文芸がもっと盛り上がることを願いまして!!!

 

なお、僕の戦利品やその感想などについてはtaskey Uの方に書きましたので、こちらもぜひご覧いただければと思います。

 

taskeyu.me