年の瀬は、なんだか悲しくなる
年の瀬は、なんだか悲しくなる。2014年の大晦日には、こんな140字小説を無間書房のTwitterに投稿していました。
今年のお年玉で買ったこの時計に、2014/12/31と表示されることは二度と無い。一年が巡るなんて言うけれど、僕らは一周する曲線上ではなく、直線上にいるんだ。また年末に戻ってきたわけじゃなくて、新しい年末に進んできたんだ。そんなことを考えながら食べる蕎麦は、少しまずいね。寒いね。
— 無間書房 (@mugenshobo) 2014, 12月 31
ちょうど1年前の作品を久しぶりに読んでみると、なんだか恥ずかしい。僕が140字小説を作り始めたのは2014年の夏頃からなので、まだこのときは4ヶ月くらいしか経っていません。読んでいて恥ずかしいですが、基本的なところではほとんど変わっていないです。140字小説を書くときの僕の主題は何か、聞かれてしまうと困るのですが、「生きることと死ぬこと」はずっと意識していることです。もう何人も挑戦してきた主題だと思うのですが、やはり僕が生きて老いてやがて死ぬというのは、まだ少し不思議なところがあります。
昨晩、高校生の頃のブログを読みました。あれは死ぬほど恥ずかしいので、夜中に読むものではありませんね。昼間に部屋を明るくして読むものです。あまりに恥ずかしくて、Twitterに連投してしまいました。
高校生の頃に書いたブログを見つけて高校生の自分をぶっ殺したくなっていて、いやマジで高校生はやばい
— あとーす (@ATOHSaaa) 2015, 12月 30
高校生のときの思い出をいい感じで美化していたのに、ブログの文章で僕の当時の意識を思い出し、本当に一度生命を剥奪されて生き直した方がいいのではと思った
— あとーす (@ATOHSaaa) 2015, 12月 30
この4年間で何をしてきたのだろうとこの前絶望していたのだけれど、いやいやめっちゃ遠くまで来ているのだと分かった。知識がついたかどうかとか、そういうのはよくわからないけれど、もう1度高校生やれと言われたらきつい。
— あとーす (@ATOHSaaa) 2015, 12月 30
ただ、過去のブログを読んで当時の意識を思い出せたことはいいことだったかなと思います。当時とは色んな意味で変わってしまっていて、そうか僕も22歳になってしまったんだなあとしみじみ実感しました。僕が高校生の頃、20歳になってお酒が飲めるようになるのなんて遠い未来のことのような気がしていました。でも、20歳をとっくに過ぎて、もう22歳。大人になると1年が過ぎるのが早くなるよと言われていたけれど、あれはきっと本当のことなんだろなと思います。まだ実感は薄いけれど、これから社会人になれば、もっと強く感じることになるのでしょう。
ところで、今年は本を100冊読み、140字小説を365本書くという目標を立てました。どちらも達成できなかったので、2016年はもっと小分けにして目標を立てたいなと思っています。1ヶ月に10冊読むとか? そう考えると、ハードル高い気がしてきたな…というか、冊数増えてるし。
140字小説については、後半から無間書房以外に篠原歩という筆名のアカウントを作って、そこに気ままに投稿しています。基本的には無間書房の方に出来のいいやつを載せるようにしているのですが、力まずに作った方が良い作品になることもあって、5分くらいでぱぱっと書いたて篠原の方に投稿したやつの方に「いいね」がたくさん付くこともあります。
なんで今日はこんなだらだらと文章を書くだけのエントリを作成しているかというと、1年を通して「誰かに読んでもらうための文章」を書きすぎて疲れたなあと思うからです。ブログでもtaskey UでもTwitterでのRTとかはてブの数とかPVとか追いすぎて、疲れてしまった。文章を書くのが好きというか、文章を書くのはそもそも僕のストレス解消の方法だったわけで。最近は、その文章でストレスが溜まることが多くなった。じゃあ、たまにはこんな風に思っていることを構成考えずにだらだらと打ち込むエントリがあってもいいよねと思ったのです。
大学生になって始めの頃は、ブログを2つやっていました。アクセス数を重視したブログと、ストレス解消のためにひたすら文章を打ち込むブログの2つです。今回もそんな風にしてもう1つブログを作ろうかなと思ったのですが、それって絶対に続かないなと思って。Twitterのアカウントとかも、昔からサブアカウントいくつか作ってその度に死んでるんですよね。今回の140字小説専用アカウントは割と続いている方だと思うけど。だいたい自分は1人しかいないのに、違う人みたいに振舞うの、とても面倒なんですよね。
もちろんクラスタ毎にアカウントわけて…という方が効率的に情報を発信できるかもしれませんが、僕は別にそれぞれの活動に尖った特徴があるわけではなく、それならば総体として全ての情報を一元的に発信した方がいいのかなとも思っています。140字小説に関しては、さすがにツイートの性質が違いすぎたのでわけたという経緯があるのですが…。
まあそんなこんなで、ツイートでも拡散されないし検索にもひっかからないネットデブリを一つ作り上げてしまいました。来年は、もう少し肩の力を抜いて日常のことも書いていければなと思っています。2016年もどうぞよろしくお願いいたします。