5軒の古本屋をはしごして27冊の本を買った話
実家に帰ってきています。僕は自分の車を持っていないので、実家でゴロゴロしていると大体「練習のために車に乗っとく?」という話になります。別に運転の練習をするのはいいのですが、実家の周りは特に何もなく……。
いつもは適当にぶらぶらと走って大型商業施設(ゆめタウン)に行って特に何も買わずに帰ってくるのですが、そんなのあまりに虚しすぎます。
どうしようかなあと考えていたところ、ふと「古本屋に行けばいいんじゃないか」という答えに行き着きました。
実家の近所に2軒の古本屋があって、昔からよく利用していました。そして、気分がいいときは2kmほど先にある古本屋まで自転車で行ったりもしていました。
しかし2km走っただけでは練習にならないので、そんなに遠くないところに古本屋がないかなあと探したところ、5kmほど離れたところに2軒の古本屋があることが判明しました。
というわけで今日は、まず5km離れたの古本屋2軒に行き、2km離れた古本屋に行き、さらに近所の古本や2軒に行きました。購入した本は全部で26作品27冊。
そのままにしておくと読まなくなりそうなので、買った理由とかを含めながら購入した本を書き記しておこうかなと思います。なお、著者五十音順で並べております。
いとうせいこう『想像ラジオ』
昔読んだ『ノーライフキング』がつまらなかったのを覚えているのですが、天才ビットくんに出ているいとうせいこう氏もバラエティ番組の知識人枠で出ているいとうせいこう氏も好きなので、今読んだら面白いのではないかと思い、購入しました。
川上未映子『先端で、さすわ さされるわ それええわ』
川上未映子『六つの星星』
川上未映子氏の小説は『ヘヴン』しか読んだことがないのですが、結構好みの作品だったので、今回は重点的に探していました。本当は小説をもっと買おうと思っていたのですが、全然見当たりませんでした。新刊で買えと言われているようです。
しかし、家に『すべて真夜中の恋人たち』と『乳と卵』があったような気がするので、まずはそれを読んでからまた探してみようかなと思っています。
僕が買ったのは徳間文庫版なのですが、色々な出版社から文庫が出ているみたいですね…?
SF御三家は、昔から星新一が好きで、筒井康隆も数作品ほど読んだことがあるのですが、小松左京は短編集の『物体O』しか読んだことがありませんでした。
この際だから何か長編を読みたいなと思い、映画化もされて有名な『日本沈没』を購入しました。
島本理生『ナラタージュ』
以前読んだ『シルエット』が可もなく不可もなくという感じだったのですが、基本的に若手~中堅くらいの女性作家が書く小説は好きなので、もう少し探ろうと思って購入。よく考えれば、野間新とったやつとか芥川賞候補になったやつを選んでおけば良かったのかも……。
新堂冬樹『あなたに逢えてよかった』
先輩が好きな作家なので、様子見のために一冊購入。どんな話を書く人なんだろう……。
高橋文樹『途中下車』
破滅派の高橋文樹さんの小説。もしかしたらあるかも? と探したら2冊もあったので、1冊購入しました。楽しみ。
中村文則『掏摸』
又吉大先生も読むという中村文則氏の作品を読んでみようと、僕も購入してみた次第です。本当は『教団X』を読みたいなあと思ったのですが、『掏摸』もよくタイトルを聞くので、ひとまずこちらを購入しました。
中学生の頃に友人が持っていて羨ましいなと思っていた本が200円で売っていたので、つい買ってしまいました……。
平野さんの本は一度読んでおかねばと思って早1年ほど経つので、目についたために購入。
深町秋生『果てしなき渇き』
映画の『渇き。』が結構面白かったので、購入。文庫で500ページあるので、息切れせずに読み切れるかがとても不安です。
マイケル・サンデル『これからの「正義」の話をしよう』
これからの「正義」の話をしよう (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
- 作者: マイケルサンデル,鬼澤忍
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2011/11/25
- メディア: 文庫
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大学1年生の頃に話題になっていた本がお求めやすい価格だったので、購入。今回買った中で、最も読まさなそうな本。
舞城王太郎『世界は密室でできている』
僕の中で舞城王太郎ブームが到来しておりまして、ひとまず見つけることのできた3冊を購入。確か家にもまだ数冊あったような気がするので、あわせて読まなければなりません。
一冊くらいはセカイ系を論じた本を読んでおきたいなと思っていて、amazonのほしいものリストにも入っていた本を見つけたので、とりあえず購入。
前田司郎『大木家のたのしい旅行 新婚地獄篇』
かれこれ1年くらい前田司郎の『恋愛の解体と北区の滅亡』を探しています。絶版で新刊は買えないようなので、諦めてKindle版で読もうかと思っています。というのとは関係なく、『グレート生活アドベンチャー』もまあまあ面白かったので、2冊目にチャレンジです。
三浦しをん『船を編む』
個人的に「まだ読んでないのか!!!!」感が一番強い小説。どこの古本屋に行っても大量にあるくせに、まだまだお高いのはさすがだなと思いました。映画も見たい。
三崎亜紀『バスジャック』
三崎亜紀『失われた町』
『となり町戦争』しか読んだことがないのですが、熊大出身ということもあって2冊新たに購入してみました。
本谷有希子『ぬるい毒』
芥川賞ノミネート辺りから本谷有希子氏のことが気になり始め、これまでも数作読んでいるのですが、気付けば今回は4作品も買ってしまいました。
特に映画版がとても面白かった『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』に期待しております。
柚木麻子『伊藤くん A to E』
僕の苗字が伊藤だからなんとなく、という理由だけで買ったので、本当に読むかどうかちょっと心配です……。
与謝野晶子『みだれ髪』
一度は読んでおきたいなと思い、解説もついてて丁度よさそうだったので購入しました。移動中などに読みたいと思っています。
現場からは以上です。また感想など書きたいと思います。