あとーすログ

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【アンケート回答】小説を書く上で困ったことはありませんか?(その1)

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先日、「小説を書く上で困ったことと、その解決策を教えてください。」というアンケートを取らせていただきました。

予想以上に多くの方にご回答いただくことができました。ありがとうございます。

いただいた回答の中から、特に気になったものを何回かに分けてピックアップし、その解決策などを考えていきたいと思います。

僕も素人ながら、皆さまのお役に立てるように意見を書かせていただきます!

 

プロットについて

プロットを上手くたてられない。
もっと簡潔に書きたいのに、小説なりそこないのようなプロットになってしまう。

(20代女性)

 つまり、プロットが冗長になってしまうということでしょうか?

殴り書き程度にしかプロットが書けない僕からしてみれば、どちらかと言うと羨ましいのですが…。

ちなみに、僕は最終部までプロットを練りません。練れない、という方が正しいんですけどね。

途中までの流れを決めると、大体書いているうちに最後を思い出します。

まあ、最後を考えるまで待てなくて書き始めるというだけなんですけどね。でも、プロットが出来上がらなくてなかなか実際の執筆に移れないという方には、この方法は結構おすすめです。

 

話をうまく転がすには…?

1.同じような単語を使ってしまう。描写が単調。
2.ストーリーテリングがうまくいかない。うまく話が転がらない。

→1.角川の類語辞典を手許に置くようになってから、劇的に書きやすくなった。
→2.まだまだ迷走中

(40代女性)

 類語辞典はとても便利ですよね! 僕は家から移動して書くことも多いので、主にネットの類語辞典を活用しています。

 

thesaurus.weblio.jp

話がうまく転がらないというのは、僕もまだ解決できていない悩みではあります。

他の人が書いた作品を読んでいると「この作品は進むのが早い/遅い」ということを判断できるんですけど、自分で書いていると分からなくなってしまうんですよね。

ある程度書いたら、客観的に読んでみて削ったり加えたりする…というのが解決策でしょうか。

 

会話文について

台詞の不自然さがどこまで許されるのかわからない

→まだわかったわけではないけれど実際の会話を会話口調のまま書き留めたらコツがつかめた

(10代女性)

 小説読んでると、大体「こんなに一気に喋らねーよ!」と感じます。特に文字だけだと、どもりとか呼吸とかが消去されてしまうので、余計に「一気に喋ってる感」が増すなあと思います。

もちろん、その辺の処理がうまい作家さんもいますけどね。ただ、処理しない方が面白い小説というのもあるわけで。

また、これはどんなジャンルの小説を書くのがでも違ってくると思っていて。純文学系は割と「リアリズムだー!」という感じなので、なるべく普通の会話に近づける方が良いのかなと思っています。

反対に、エンタメ小説とかラノベはキャラ立てが大事なので、少し大げさな喋り方にしてもいいのかもしれませんね。

 

台詞の「」は連続で何回まで重ねてもいいのか迷う
→色々な本を読んで「ここまでいってもいいのか~」と確かめる

(10代女性)

 これは、「誰が喋っているか確実に伝わる」が大前提だと思っています。二人しか喋っていなくても、何度も繰り返されるとどっちがどっちか分からなくなることがあります。

三人以上で喋っていても、喋り方に特徴があったりすると、すぐに特定することができるので問題ないんですけどね。

要するに、伝われば何回重ねても良いのではないかと僕は思います。

 

会話ばかりが続いてしまうこと

(10代女性)

つまり地の文が少ないということだと思うんですけど、作品の雰囲気によっては全然構わないと思います。

特にエンタメ小説では、会話を軸にしてストーリーが展開することも多いので、会話ばかりが続いているからといって一概に悪いとは言えないと思います。

もし気になるようでしたら、一度書き上げた後で、会話文の間に地の文を挿入するのはアリだと思います。

 

まとめ

以上、アンケートの回答に対して、僕の意見を書かせていただきました。

その2に続きます!

 

その2

 

atohs.hatenablog.com

 

その3

 

atohs.hatenablog.com