僕が今後二度と読みたくない小説5選
これまでの人生で、様々な本と出会ってきました。
その中で、相性の良い本や悪い本があって、良い本の方は以前このブログで紹介させていただきました。
今回は、僕と相性が悪かった方の小説たちを紹介したいと思います。
「二度と読みたくない」と題しましたが、読む価値の無い本というわけではありません。
カエサル『ガリア戦記』
一冊目は『ガリア戦記』です。小説なのか、少し微妙なところではありますが…。
カエサルが書いた、ガリア遠征の記録です。何がつらいって、固有名詞が多すぎて何がどうなっているのかちんぷんかんぷんなのです。本の最初に地図がついていたのですが、それでも理解が追いつきませんでした。
唯一良かったことは、歴史学科の人に「俺、ガリア戦記読破したことあるんだぜ!」とドヤ顔出来ることです。まあ、内容聞いたら全然答えられないんですけどね。
フランツ・カフカ『城』
- 作者: フランツ・カフカ,Franz Kafka,前田敬作
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1971/05/04
- メディア: 文庫
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二冊目は、『変身』などで有名なフランツ・カフカの『城』です。『ガリア戦記』よりも何倍も読みやすいのですが、不可解なことが連続して起きるので、とっても読みにくかったのを覚えています。
しかも、引っ張って引っ張って、未完なので結末が分かりません。まあ、完結していたところで、この小説を二度読もうと思ったかは分かりませんが…。
稲垣足穂『一千一秒物語』
表題の「一千一秒物語」は、たくさんの短い物語が集まったもの。140字小説を書く身としては参考になる部分もあるのですが、やっぱり何を言っているのかわけのわからないところが多いです。5回くらい読まなくちゃいけないような気がするけれど、僕にはちょっとその気力が湧きません。でも、又吉直樹氏も帯の推薦文書いてるので、名作として認知されている感じ。
表題以外は、違う意味で意味の分からない作品が多いです。とりあえず読んでみてください。そして、読了できたら僕に教えてください。できたら、何が書いてあったのかも教えてください。
ドグラ・マグラ
サブカル男子必読の書、『ドグラ・マグラ』。正直、この小説はとても面白かったと思います。ただ、読んでいて本当に疲れるので、もう一度読みたいかと言われるとちょっと…。
卒業論文を書くためにこの作品を何度も読んだ知人がいるのですが、未だに本当だと信じられません。
ちなみに、上の画像は本当は角川文庫版のものを貼りたかったのですが、いかがわしいかなと思って青空文庫のものにしています。
志賀直哉『暗夜行路』
ここで紹介している5作の中では、一番再読してみたいかなあと思っている一冊です。
なんで再読したくないかというと、ちょっとしたトラウマがあるんですよね。高校生の頃、近代文学なんかまだほとんど読んだことがない頃に手を出してしまって、読了までに一ヶ月ほどかかってしまったことがあるのです。
それ以来、志賀直哉=難しいというイメージがついてしまって、これ以降志賀直哉の作品を読んでいません。
ただ、それってとてももったいないことなので、今度勇気を出して開いてみようかなと思っています。
まとめ
以上、僕が今後二度と読みたくない小説を5作品紹介しました。
繰り返しになるようですが、二度と読みたくないからといって、ここで紹介した作品に費やした時間が無駄だったとは決して思っていません。むしろ、貴重な経験をすることができたと思っています。
ただ、読むのに大変疲れた覚えがあるので、二度読むのはちょっと…という感じなのです。読んだことがない方は、一度読んでみることをおすすめします。