あとーすログ

文芸、演劇、カメラ、インターネットが好きです。

BOOK SHORTSの作家インタビューが豪華なことを、作家志望の皆は知らない

こんにちは、あとーすです。

皆さんは、好きな作家のインタビューや対談記事を読みますか? 文芸誌で行われていることが多いのですが、ネットで活発に情報発信を行っている作家でないと、インタビューが掲載された号を買い逃してしまうことも多々あると思います。後でバックナンバーを探そうと思っても、探し出すのが面倒なんですよね。探してもなかなか手に入らないこともあったりして。ちなみに私は、綿矢りさ芥川賞受賞インタビューを読もうと思い、先日、『文藝春秋』の2004年3月号を古本で購入しました。

 

今はネットにインタビューが載ることも多くなりましたね。無料でいつでも読めるものが多いので、特に好きな作家でなくとも色々読んでみると面白いですよ。

ちなみに、たった今「綿矢りさ インタビュー」で検索したところ、楽天ブックスのインタビューが出てきたので後で読むことにします!

楽天ブックス: 著者インタビュー - 綿矢りさ

 

さて、今回紹介したいのは「BOOK SHORTS」というサイトです。

 

このサイトは、ショートショートフィルムフェスティバル&アジアが主体となって行っているプロジェクトのサイトです。1,000~10,000字程度の「翻案小説」を募集しています。大賞賞金はなんと100万円!

ちなみに、私も以前に応募して優秀賞をいただいたことがあります。

『恥の心』伊藤祥太(『恥』太宰治) | BOOK SHORTS

 

小説作品を公募するサイトでは、応募要項のみが書かれているのが普通です。しかし、このサイトでは編集部によるコラムや著名な作家へのインタビューが掲載されています。

恐らく、コラムやインタビューを用意することで検索流入を狙い、賞の知名度を上げることが目的なのでしょう。そして、インタビュイーがとても豪華なのが特徴です。気になった方々のインタビューをいくつか貼ります。

重松清さんインタビュー | BOOK SHORTS

円城塔さんインタビュー | BOOK SHORTS

三浦しをんさんインタビュー | BOOK SHORTS

辻村深月さんインタビュー | BOOK SHORTS

最果タヒさんインタビュー | BOOK SHORTS

など、ジャンルを問わず著名な作家のインタビューが掲載されています。

すべてのインタビューは、こちらから読むことができますので、気になるという方はぜひ読んでみてください。

Interviews | BOOK SHORTS

 

最初の方はコラムなどもあったのですが、このサイトの直近の投稿を見ると賞の結果発表とインタビューばかりですね。

 

さて、このインタビューを掲載していることでどれほど効果があるのかなと気になったので、踏み込んで少し調べてみました。

SimilarWebというサイトにURLを入れてみると、そのサイトがどの程度見られているのかというのが大まかに分かります。

「BOOK SHORTS」のURLを入力して調べてみた結果がこちら。

Bookshorts.jp Analytics - See Traffic Ranking & Stats

 

SimilarWebによると、月間の訪問者数が8,000でした。著名な作家のインタビューを揃えている割には、意外と訪問者数が低いような気がしますね。1人あたりのページビューが2.67なので、こちらは凄い。(当ブログは1.5を切っています)。

もしかすると、意外と皆ここに作家インタビューが掲載されていることを知らないのでしょうか? あるいは、作家インタビューなんて読みたい人が少ないのでしょうか?

たぶん知らない人が多いだけなのではと思いまして、僭越ながらこうして紹介記事を書かせていただいているわけです。

インタビューももちろんですが、本体である賞も魅力的ですので、興味のある方は応募してみてはいかがでしょうか。1ヶ月区切りで優秀賞を出しており、2015年度分は3月まで募集しているようですよ!

BOOK SHORTS