小説投稿サービス「novelabo」を使ってみた
6月15日、出版社ディスカヴァーが運営する小説投稿サービス「novelavo(以下、ノベラボ)」がオープンしました。
事前募集のときにメールアドレスを登録していて、この前メールが来たので、とりあえず使ってみました。巷の評判・評価は分からないのですが、僕の使った感想とかを書いていきたいと思います。
大きな特徴としては、
- 審査に通らないと作品が掲載されない
- コラボレーション機能
- 閲覧画面は縦書き表示
というところでしょうか。
審査に通らないと作品が掲載されない
他の小説投稿サイトと一番違うところは、掲載前に事前審査があるというところでしょう。
この事前審査に通らないと、新しい作品を掲載することができません。また、新しい章を投稿したときにも、個別に審査があるようです。
当然タイムラグがあるので、すぐにSNS等で「更新しました!」という宣伝をできないのがちょっと不便ですね。
ただ、ガイドラインに沿わない作品は掲載される前にブロックできるので、サイトが荒れなくて済むというメリットはあるでしょう。
運営がとても大変そうですが、全部チェックしてるのかな…。NGワードを設定しておいて、問題がありそうなものだけ個別にチェックしているのかも。
ちなみに僕の場合、審査は30分ほどで終了しました。
こちらのガイドラインに沿って審査しているようです。
https://www.novelabo.com/site/guideline
コラボレーション機能
コラボレーション機能も、ノベラボの特徴的な機能の一つ。
自分の気に入った作品があれば、作品ページにある「コラボレーションする」ボタンをクリックして、その作品の二次創作作品を書くことができます。
もちろん、これにも審査があります。
これまで商業作品の二次創作を奨励しているサイトは(グレーゾーンではあるけれど)存在していました。しかし、サイト内で二次創作を奨励しているというのはなかなか面白いですね。
この辺から、物書き同士の交流とか生まれるのかなあ。「うちの子」「よその子」という言葉を聞くようになって久しいし、イラスト界隈では素人クリエイター同士で二次創作みたいなこともあるので、小説でも流行るかも(もう流行ってんのかな)。
閲覧画面が縦書き表示
この前pixivが縦書き閲覧できる機能をリリースしてましたね。
ノベラボは、縦書き閲覧がデフォで、僕の確認した限りでは横書きで閲覧することができませんでした。
他のサイトは横書き表示のところが多いので、縦書き表示がデフォはやや違和感があるかも…? 少なくとも、縦か横か選べた方が良いかなあと思いました。
それから、サイト全体は結構サクサクと動くのですが、作品の読み込みだけめちゃくちゃ遅いです。絶対に縦書き表示の弊害だと思うのですが…。まあ、これは環境によるかもですけどね!
その他
他の特徴としては、運営主体が出版社というところも新しいかも。
アルファポリスもの運営会社も出版を手がけていますが、あのサイトは他のサイトに登録してブログランキング的に使う方が多いので、ちょっと毛色が違うのかなあと。
小説家デビューの道として「持ち込み」ということは、最近ではあまり無いようですが、このサイトだとそれに近いことができるのかもしれません。
あとは上にも少し書きましたが、作品表示の時以外はサイトの作りがシンプルで、結構サクサク動くのは嬉しいところですね。
まとめ
以上、サクっと使ってみた感想をサクっとまとめてみました。
新し物好きの方は、是非試されてみてはいかがでしょうか。ランキング上位表示されるチャンスかも…!
ちなみに…
僕がインターンとして参画しているtaskeyという小説投稿サイトも、
- 日本語・英語・中国語(繁体字)の三カ国語展開で、相互翻訳もできる
- Love it!やフォローなど、コミュニティ面が強い
というような特徴がありますので、新しい小説投稿サイトを探しているという人は、手前味噌ではありますがおすすめです!