あとーすログ

熊本でWebディレクターをしています。文芸、演劇、カメラ、インターネットが好きです。

小説

第二十二回文学フリマ東京で買ったもの

第二十二回文学フリマ東京に行ってきました。よく考えると、もう三回連続くらいで行っているような気がしますね。 感想などは読んでからまた書こうと思うのですが、とりあえず戦利品一覧をまとめておこうかなと思いまして、こうしてブログを書いている次第で…

5軒の古本屋をはしごして27冊の本を買った話

実家に帰ってきています。僕は自分の車を持っていないので、実家でゴロゴロしていると大体「練習のために車に乗っとく?」という話になります。別に運転の練習をするのはいいのですが、実家の周りは特に何もなく……。 いつもは適当にぶらぶらと走って大型商業…

舞城王太郎『好き好き大好き超愛してる。』を読んだ

『みんな元気。』を読んだときに舞城王太郎無理だなーと思って、『ビッチマグネット』を読んだときにめちゃくちゃ面白いなと思って、今回『好き好き大好き超愛してる。』を読んで、まあやっぱり面白いのかなあと僕の中で舞城王太郎像がまた一歩固まった次第…

本谷有希子『自分を好きになる方法』を読んだ

ノルマを決めればやりたいことが進むのではないかと思って、一週間のノルマを決めたところ、土曜日でノルマを達成してしまったので、他にもやらなければいけないことがあるのですが、とりあえず本谷有希子『自分を好きになる方法』を読みました。 単行本の帯…

情報でもなく、物語でもない 大森靖子+最果タヒ『かけがえのないマグマ』

大森靖子の自伝的小説が最果タヒによって書かれるって、この世で一番エモい小説が出来上がるに決まってるんですよ。僕もそのうち買おうかなあと思っていたのですが、ローチケでサイン本が手に入ると聞いて、即購入。ポンタカードに入会してしまいました。ロ…

舞城王太郎『ビッチマグネット』を読んだ

これは良かった。舞城王太郎『ビッチマグネット』。こんにちは、あとーすです。 舞城王太郎という作家を知ったのはつい最近のことで、始めて読んだのは文庫版の『みんな元気。』です。去年の夏頃だったような気がします。表題作を含めて3作品を周力している…

BOOK SHORTSの作家インタビューが豪華なことを、作家志望の皆は知らない

こんにちは、あとーすです。 皆さんは、好きな作家のインタビューや対談記事を読みますか? 文芸誌で行われていることが多いのですが、ネットで活発に情報発信を行っている作家でないと、インタビューが掲載された号を買い逃してしまうことも多々あると思い…

引きこもると、小説のネタに困ります

僕は暇な大学生というやつで、もう授業もほとんどないし、平日はだいたい家でゴロゴロしています。休日も、特に平日と区別がないのでゴロゴロしています。 ゴロゴロばかりしていると何が困るって、小説の内容が全然思いつかなのが一番困ります。書きたい気持…

1月に読んだ7冊の本

今年は100冊本を読むぞーと意気込んで、Evernoteに「2016年100冊読破チャレンジ」というノートまで作ってしまいました。 1月は、前半こそ卒論を書いていて忙しかったのですが、提出してしまってからはそこそこ時間もできて、7冊の本を読むことができました。…

長編脳でも分かる140字小説の書き方のコツ4つ

昨年から200個くらいの140字小説を作ってきました。そこで今回は、僕自身の備忘録も兼ねまして、140字小説を書くときに気をつけていることを書き留めたいと思います。 正直な話、140字小説を書くのにテクニックも何もいらないので、超細かいことをつらつら並…

140字小説を300個作ること。原稿用紙100枚へ。

140字小説を数える単位って何が適切なのだろう? 「編」? それでは大仰すぎるから、「個」くらいが丁度いいのではないかと思っています。 最近は本拠地である無間書房 (@mugenshobo)以外にも篠原 歩 (@shino140nov)という投稿の場を得たので、作品数が爆発…

本谷有希子『生きてるだけで、愛』を読んだ

第154回芥川賞が発表になりましたね。前回に引き続いて二作受賞で、滝口悠生「死んでいない者」と本谷有希子「異類婚姻譚」でした。 僕もそんなに芥川賞に毎回注目しているというわけでもないのですが、又吉直樹「火花」が話題になった前回と比べて、ぜっっ…

カミュ『異邦人』を読んだ

大学で文学を学ぶ身でありながらカミュを読んだことが無かったので、代表作である『異邦人』を読んでみました。窪田啓作訳。読了後の感想は一言、疲れた。 『異邦人』を読んだ。疲れた。 — あとーす (@ATOHSaaa) 2016, 1月 21 なんで『異邦人』を読んだだけ…

綿矢りさ『しょうがの味は熱い』を読んだ

しょうがの味は熱い (文春文庫) 作者: 綿矢りさ 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2015/05/08 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (4件) を見る 好きな作家は誰ですか? と訊かれれば綿矢りさを挙げるのですが、実はお恥ずかしながら彼女の作品をすべて…

キングジムの新製品「ポータブック」は物書き的に使えそうか

こんにちは、あとーすです。 12月8日、物書きならば誰もが気になるような発表がキングジムからありました。 【本日発表】“使いやすさ”と“携帯性”を両立した新発想のモバイルPC「ポータブック」XMC10。発売予定日は2016年2月12日、本体価格はオープン価格です…

小説を書く人・書きたい人に役立つ情報ってなんだろう

こんにちは、あとーすです。 taskey Uという小説を書く人のためのメディアを運営している関係上、常に「小説を書く人・書きたい人に役立つ情報ってなんだろう?」と考えます。 ここまで1年で100記事ほど書いてきたのですが、発信する情報が確立したとは言え…

1年半で100個作って感じた140字小説の可能性

こんにちは、あとーすです。 僕は140字小説を書くのが好きです。いつ頃から書き始めたのかなあと思って一番始めの作品を探してみると、どうやら2014年8月31日の作品が最初の投稿みたいです。 1993年式の思考回路と小さな正義感で漸進する僕の身体。小さな生…

第一回文学フリマ福岡に参加して

10月25日に開催された文学フリマ福岡に、「無間書房」として参加してきました。 文学フリマへの参加は3回目となるのですが、福岡での文フリは東京や大阪のものとはまた一味違うなあという印象でした。 「無間書房」としての色々はサークルのブログの方にまと…

ピクシブが履歴書不要の「特別エントリー」を始めたぞ…!

ピクシブが、履歴書不要の「特別エントリー」を始めたようです。 recruit.pixiv.net この時期に早くも17卒の新卒募集の要項を出していて「すごいな~」と思っていたのですが、それを上回るすごさです。なんだかとっても面白そう。 特別エントリーとは、自己P…

これからの文芸の話をしよう 「場」としてのネットの可能性について

文芸とは何か。その言葉の指し示す範囲は広いし、まあ説明はWikipediaに譲るとして、ここでは「小説」を中心とし文芸の話をしたいといます。詩とか評論とかも、まあ広義には含む感じで。 文芸 - Wikipedia (Wikipediaの「文芸」のページが全然詳しくなくて…

又吉直樹の太宰的「何か」を考える

卒論を太宰治で書くつもりなのですが、全然進みません。完全に怠けていました。一応、前期の「思ひ出」から最晩年の『人間失格』まで続く私小説的、あるいは自伝的な小説の読解にという結構やり尽くされた領域にチャレンジしようとしているのですが、勉強不…

「薄紅の向日葵」

今週のお題「一番古い記憶」はてなブログの「今週のお題」というものはずっと知っていて、テーマに沿って書きたいなあと思っていたのですが、書く内容が思いつかずにずっと見送ってきました。 今週のお題は、「一番古い記憶」。僕は非常に記憶力が悪くて、子…

「火花」の映像化作品が楽しみで仕方がない

映画「人間失格」は期待外れだった 数年前に生田斗真主演の映画「人間失格」を見ました。太宰の同名小説を映画化したものなのですが、個人的にはあまり面白くありませんでした。理由は二つあります。 一つは、「人間失格」以外の要素を取り入れすぎたこと。…

本を買うのか借りるのか、あるいは新刊か古本か

アイキャッチは新しい悪ふざけの一環です。しばらくこんな感じでいきますが、あまり気にしないでください。 電子書籍がここ数年流行っていますが、今回は紙の書籍のお話。 紙の本を読みたい場合、基本的に買うか借りるかになると思います。 また、本を買う場…

芥川賞候補作品と掲載雑誌の関係を調べてみた

ご存知の方も多いと思いますが、芥川賞は文藝春秋社が主催する文学賞です。 故に、文藝春秋社が発刊している『文學界』に掲載された作品が候補に上がったり受賞したりすることが多いです。 また、芥川賞が創設された当初は様々な雑誌の作品が芥川賞候補にな…

僕が今後二度と読みたくない小説5選

これまでの人生で、様々な本と出会ってきました。 その中で、相性の良い本や悪い本があって、良い本の方は以前このブログで紹介させていただきました。 <a href="http://atohs.hatenablog.com/entry/2015/06/24/193245" data-mce-href="http://atohs.hate…

大衆文学作家には高学歴の人が多いの?→直木賞作家182人の学歴を調べてみた

以前、芥川賞作家全員の学歴を調べたのですが、じゃあ直木賞作家の方も調べてほしいみたいなご意見をいただきましたので、調べてみました。 芥川賞作家の学歴が知りたい方はこちら。 <a href="http://atohs.hatenablog.com/entry/junbun-gaku…

純文学作家には高学歴の人が多いの?→芥川賞作家153人の学歴を調べてみた

又吉直樹氏もノミネートされた第153回芥川賞が話題ですね。 「純文学作家って高学歴っぽいなあ」という印象を僕は勝手に抱いていたのですが、川上未映子氏のように高卒の作家や西村賢太氏のように中卒の作家もいますし、もしかすると純文学作家はそんなに高…

【アンケート回答】小説のネタ出しのコツを教えてください

小説のネタ出しって難しいよなあ、と常日頃思っております。そこで今回は、皆さんがどんな方法でネタ出しをしているのかというアンケートをとってみました。 どういうときに思いつく? お風呂に入っている時によくネタが浮かびます。また寝る前にも浮かぶ時…

【アンケート回答】小説を書く上で困ったことはありませんか?(その3)

その1、その2に引き続き、回答を引用しながら意見を書かせていただきたいと思います! その1 <a href="http://atohs.hatenablog.com/entry/anke-syosetsu1" data-mce-href="http://atohs.hatenablog.com/entry/anke-syosetsu1">【アンケート回答】小説…

【アンケート回答】小説を書く上で困ったことはありませんか?(その2)

その1に続きまして、アンケートの回答を引用しつつ、僕の意見を書かせていただきたいと思います! その1はこちら。 <a href="http://atohs.hatenablog.com/entry/anke-syosetsu1" data-mce-href="http://atohs.hatenablog.com/entry/anke-syosets…

【アンケート回答】小説を書く上で困ったことはありませんか?(その1)

先日、「小説を書く上で困ったことと、その解決策を教えてください。」というアンケートを取らせていただきました。 予想以上に多くの方にご回答いただくことができました。ありがとうございます。 いただいた回答の中から、特に気になったものを何回かに分…

戌井昭人『まずいスープ』を読んで

戌井昭人『まずいスープ』を読みました。 表題作の「まずいスープ」を含め、「どんぶり」「鮒のためいき」の三作品が掲載されています。 この中編集について僕の感想を述べていくのですが、あらすじがとても的確なので、まずは引用させていただきます。 表題…

僕がこれまでの人生で、3回読んだ本を6冊紹介します

人生で2回読んだ本は数あれど、3回読んだ本となると少ないもんだなあ、とこの前電車に乗りながらぼんやり考えていました。 好きな作品でも、長いと気軽には読み返せないし、それほど好きな作品じゃなくても、軽めの本だったら何となく読み始めてしまう。 そ…

アメトーーク読書芸人 3人のおすすめ書籍【メモ】

6月18日放送のアメトーーク読書芸人で、3人の芸人が紹介した書籍をメモとして残しておきます。 紀伊國屋書店でも一覧が紹介されているのですが、そのうち消えたりしたら嫌だなあと思ったので…。 <a href="https://www.kinokuniya.co.jp/c/store/Shinjuku-Main-Store/20150619100843.html" data-mce-href="https://www.kinokuniya.co.jp/c/store/Shinjuku-Main-Store/20150619100843.html">【新宿本店】「アメトーーク」ロケ敢行記念 「読書芸人…</a>

小説投稿サービス「novelabo」を使ってみた

6月15日、出版社ディスカヴァーが運営する小説投稿サービス「novelavo(以下、ノベラボ)」がオープンしました。 <a href="https://www.novelabo.com/" data-mce-href="https://www.novelabo.com/">出版社ディスカヴァーが運営する小説投稿サービス「ノベラボ」</a>www.novelabo.com 事前募集のときにメールアドレスを登録していて、この前メール…

小説投稿サイトにおける「読み専」がうまく想像できないの僕だけでしょうか

少し古いのですが、けんすうさんのこの記事を読みました。 <a href="http://blog.livedoor.jp/kensuu/archives/55077465.html" data-mce-href="http://blog.livedoor.jp/kensuu/archives/55077465.html">ゲーム実況動画が流行るのは当たり前だよねという話 : けんすう日記</a>blog.livedoor.jp 以下、記事からの引用です。 というわけで、なぜゲーム実況がこんなに流行るのか?ですが、毎回説明している方…